立ち止まる

うっすらと白く積もった

冬の夜道はライトに照らされ

いつもと少し違う景色に

少し心躍らせ

 

こごえる寒さのなかでひとり

さっきあなたに抱かれたぬくもりを

あなたに名前を何度も呼ばれたことを

優しいこの白い景色を

ずっと忘れないわ

 

 

改札口

もう二度と会えなく
なるかもしれないということが
毎回脳裏をよぎって

改札口で見送るあなたに手を振る

笑顔の私を思い出してほしいから
悲しい顔はしないわ

見えなくなる少し前で
振り返ると
背の高いあなたが斜めに立って
目を細めて
小さく手を振っている