来年の夏

気が早い私たちは

もう来年の話をしている

某ホテルの高級中華料理店で

冷やし中華を食べること

たまにしか会えない

私たちにとっては

きっとすぐ

ペンダント

あなたと再会した日には

あなたは趣味の良い

銀のペンダントをしていて

壊れたら修理に出し

くすんだら磨き直し

大切に使っている

私を抱く時も

決して外さなかった

ローションで遊ぶときは

さすがに外した

私はそのペンダントに

勝った気がした

ずっと

あなたの話を

聞いていたい

あなたの話を

何度でも聞いてみたい

あなたがまどろむ

その寝顔を

あなたがくれる

優しい口づけを

ずっと

空回り

あなたしか
いないのに
あなた以外にも
男はいるの
みないなふり
重たいなんて
思われたくない
だからといって
軽いなんて
もっと思ってほしくない
私の中の
主人公は
あなたしか
いないのに
苦しい恋